派遣会社 実態報告2 【守れない】
- maho.
- 2015年5月12日
- 読了時間: 5分

派遣会社に就職して1ヶ月強が経ちました。それから色々とあって、なかなかプライベートの時間が持てず、バタバタしておりました。GW中には更新する予定でしたが、GWもみっちり仕事があったので、かなり遅れの更新です。
今日の報告は【守れない】入社して2週間がたったころのお話しです。
派遣先での仕事は主にインターネット回線を売ることですが、現場での立ち居振る舞いや、店舗さんとの連携について何一つ理解していない、更に、商品知識も上の人自体が乏しい1日2日で詰め込んだもので、派遣されます。そしてこの人たちはみんな新卒なわけです。
私も、店舗のスタッフさんたちに愛想よくして、少しでも協力してもらえるように努めているつもりでした。そして、店舗にも上の会社があって、我々派遣が動いていい範囲や限度というものがあります。店舗のスタッフさんには勝手に動いてくれればいいと言われますが、契約上、あまり大きな動きはできません。
派遣先にもよりますが、私の店舗は4時間全くお客様ご来られないこともしばしば、来られても購入された商品の不具合などでこれらているため、新商品を買ってもらうというのは至難の業です。
それでも毎日1~3件、商品を売っていました。調子のいい日には5件以上の日もありました。目標値は1日3件でしたが、これは理想の数字で、実際に店舗状況を見ると達成できるような数ではありません。開き直りではありませんが、毎日ではないにせよ、達成する日もあったわけです。私自身の上の人には、正直なかなか達成できる数字ではないため、毎日少なくても1件は取ってください、と言われていました。他の店舗に派遣された同期が1件も取れない日々を送っていた中で、目標値達成率は7割はあったかと思います。
しかし、私の派遣された先は、かなり意地が悪かったようで、私が主に商品を訴求できるのは待合室もしくはカウンターでの待ち時間のみ。そもそもお客様が来られないので、待合室で訴求することは1日に2~3回あるかないか。そうなると、店舗のスタッフさんが待ち時間を作ってくれないことにはできないわけです。
待ち時間ができて私が訴求、ご成約となっても、スタッフさんによっては自分が取ったとカウントするわけです。
そんなこんなで私の実成績と派遣先の(故意の)認識が全く異なったわけです。
当然ながら、数字が出せないことを派遣の私に店長から八つ当たりを受けたり、私が取ったことを主張してもうまくごまかすわけです。
私自身も負けていませんから「どこまでさせていただいたら私の数字になるんですか。業務契約上、契約用紙の記入などはできませんけれども。」と。実際には契約用紙に書く直前までのクロージングをしていたわけです。それであとはスタッフさんがはい、契約用紙にこれ書いてください、あれ書いてください、と言うわけです。しかし、それも私の数字ではないと、毎日全く取ってない、と言うわけです。
私は間に3社挟んで業務委託で伺っているわけですから、ここで刃向えば、派遣先もクライアント、派遣元もクライアント、ということで、双方の顔を潰すことになるわけです。一旦引いて、「わかりました。こちらも上と相談させていただいて、店舗様のご要望に沿えるように出直してまいります。」もちろん理不尽以外の何物でもありません。
すぐに直の派遣元(こちらも厳密にはクライアントですが)に報告するわけです。
このようなことがありました。恐らく、店舗さんは、派遣者の変更を希望されています。私でなくてもあのような方法であれば、皆さん切られるとは思いますが、業務委託元のクライアントの面目も考えて、ここはスタッフを変更していただいた方がいいと思います。
と。もちろん私は職を失いますが、店舗さん自体も自分たちのやり方が悪いことに気が付くべきなのです。派遣者を変えても同じ結果であれば、文句も言えなくなるわけです。
直の派遣元であるクライアントさんは、私の今後の受け入れ先を心配されていましたが、私自身も居心地の悪い派遣先にいるのも嫌気がさしていたこともあり、こちらから願い下げさせていただきました。
しかし、このような事態が起これば、当然、こちらにも否があるわけで、知識不足や経験不足で、更に研修を行ったり、新しい派遣元を探すのは、このクライアントの仕事なわけです。
私以外の新卒も全員2~3日で切られ、私自身は最長の9日で双方願い下げとなったわけですが、全員なかなか次の派遣先が決まりません。2週間強、所属のオフィスで内勤をしていました。当然、我々の所属会社から見れば、損失です。
研修を行っても、そもそも知識がないため、同じことの繰り返しです。全く新しい知識を入れて入れるわけでもなく。
そして、2週間がたち、私はまだ実績もあったため、新たな派遣先が決まりましたが、同僚のほとんどは決まらず、未だ内勤、もしくは一般の派遣と同じように週末のみ各地へ飛ばされています。
私自身も、同じような生活を2週間続けたので、同僚たちが守られていないということがすごく身に染みてわかります。私も含め、派遣者自身にやる気がない場合や、自信がない為にネガティブであったりということは実際にあります。全てが会社のせいではないにしろ、情報の大幅なミスや、派遣会社が派遣者を守れていないと言うこと自体は事実でしょう。
さて、5月に入り、新しい派遣先ではどうなのか、また近況報告させていただきます!
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